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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
         第22号 2025/2/21 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。

このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツをお届けしています。

中小企業や小規模事業所が「欲しい人材」を採用するために役立つ情報をわかりやすくお伝えします!

 

今回のテーマは

「就業時間や残業時間の記載で求職者を惹きつける方法」


求職者が応募時に重視する就業条件について、具体的で魅力的な記載を行う方法を解説します。

 

【特集コラム】就業時間・残業時間の記載で応募を引き寄せる


求人票の「就業時間」「残業時間」欄は、求職者にとって働き方を判断する重要な情報です。

残業時間が少ない、または柔軟な働き方ができる職場であることを明示することで、安心感を与え、応募率を向上させることができます。

一方で、シフト制や夜勤、残業が多い職場では、その現実を正確に伝えた上で、頻度や収入面のメリットを明示することで魅力的な求人票に仕上げることも可能です。

 

1)就業時間に関する特記事項

「就業時間に関する特記事項」欄(最大120文字)は、求職者が入社後の働き方を具体的にイメージするための重要なスペースです。

残業が少ない環境や柔軟な働き方を強調する一方で、夜勤やシフト制の場合はその頻度や収入面のメリットも伝える工夫が必要です。

 

具体例:

  1. 残業が少ない環境の安心感を伝える

    • 実績データや働き方改革の成果を明示します。

    • : 「月平均残業時間は5時間未満で、定時退社が基本です。」
  2. 夜勤やシフト制勤務の頻度とメリットを具体的に記載

    • 夜勤の回数や手当額を明確に伝え、収入への影響を示します。

    • : 「夜勤は月35回程度で、手当3,000/回を支給します。」

  3. シフトの柔軟性をアピール

    • 育児や家庭事情に対応できる仕組みを説明します。

    • : 「シフトは前月5日までに希望を提出すれば調整可能です。」

記載例(全角120文字以内):

  • シフトは希望を考慮して調整可能で、夜勤後は午前休の取得が可能です。

  • 残業は月平均5時間未満で、繁忙期でも10時間を超えません。

  • 夜勤手当を含む月の総支給額は約25万円(昨年実績)です。

 

2)残業時間の記載方法

残業時間については、「多くない」「適切に管理されている」という安心感を伝えることが大切です。

また、残業が多い職場では、収入のメリットや改善の取り組みを伝えることで、求職者に前向きな印象を与えることができます。

具体例:

  1. 実績データで安心感を伝える

    • 昨年度の実績や繁忙期以外の状況を明示します。

    • : 「月平均残業時間は8時間で、繁忙期以外は5時間未満です。」

  2. 残業代込みの収入メリットを提示

    • 残業時間に応じた収入増加のイメージを伝えます。

    • : 「月10時間の残業代を含めると、総支給額は約30万円となります。」

  3. 残業削減の取り組みを示す

    • 働き方改革や効率化の成果を具体的に記載します。

    • : 「残業時間は前年比15%削減し、さらなる削減を目指しています。」

記載例(全角120文字以内):

  • 残業は月平均8時間で、繁忙期以外は5時間未満です。

  • 10時間の残業代を含む総支給額は約30万円(昨年実績)です。

  • 働き方改革により、月平均残業時間を前年比15%削減しました。

 

【まとめ】

求人票における「就業時間」「残業時間」の記載は、求職者に安心感を与えるだけでなく、現実的な働き方を具体的に伝えることが重要です。

以下を意識して求人票を作成しましょう。

  1. 残業が少なく、無理のない働き方を強調する。

    • 実績データや繁忙期の特徴を具体的に記載する。

  2. 夜勤やシフト制の場合、その頻度や手当を明確に示し、収入面のメリットを伝える。

    • 求職者が前向きに働き方をイメージできる内容を記載する。

  3. 残業削減や働きやすさへの取り組みをアピールする。

    • 働き方改革の成果や柔軟な対応への取り組みを具体的に伝える。

これらを取り入れることで、求職者に「安心して働ける職場」のイメージを与え、応募率向上につなげる求人票を作成できます。

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