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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
第23号 2025/2/28 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。
このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツをお届けしています。
中小企業や小規模事業所が「欲しい人材」を採用するために役立つ情報をわかりやすくお伝えします!
今回のテーマは…
「ハローワークに出かけてみよう!」
求人票を出すだけでは人手不足は解消しません。
求職者の反応や応募を引き出すためには、一歩踏み込んだ行動が必要です。その具体策をご紹介します!
【特集コラム】人手不足解消のためにハローワークを活用する3つのアクション
求人票をハローワークのオンラインシステムで簡単に提出できる現在ですが、求人票を出すだけでは期待した反応や応募が得られない場合もあります。
ハローワークを訪問して直接情報を収集し、採用活動に活かす3つの具体的なアクションをご紹介します。
(1)ハローワーク内の求人端末で求人検索をしてみる
ハローワークの求人端末では、オンラインで一般公開されている求人情報と同じ内容を閲覧できます。
特別な未公開求人が見つかるわけではありませんが、ハローワークを訪問すること自体にいくつかのメリットがあります。
ポイント:
- 求職者と同じ視点で求人情報を検索
実際に求職者がどのように求人票を見ているかを体験することで、自社の求人票の見せ方を見直すヒントを得られます。 - 現場の雰囲気を把握
求職者がどのような目的でハローワークに来ているのか、またどのような層が多いのかを観察することで、自社のターゲット層とのギャップを確認できます。
活用例:
- 同業他社や地元企業の求人条件を調査し、自社の求人票の差別化ポイントを明確にする。
- 求職者の視点に立ち、求人票のレイアウトや内容を改善する。
(2)求人窓口で管内の雇用動向情報を収集
ハローワークでは、管轄エリアの雇用動向に関するさまざまな統計データを提供しています。
これらを活用することで、自社の採用活動を強化できます。
ポイント:
- データを基にした求人票改善
産業別や職業別の求人数・求職者数、求人倍率などを参考に、自社の求人条件を調整します。 - 求人受付担当者からの情報収集
担当者との会話を通じて、地域での採用成功事例や求職者の傾向などの「肌感覚」を知ることができます。
活用例:
- 「競争が激しい職種」と「求職者が少ない職種」のデータをもとに、採用戦略を調整する。
- 地域特有の雇用環境を理解し、他社との差別化を図る求人票を作成する。
(3)紹介窓口で求職者動向情報を収集&自社求人のアピール
求職者に求人を紹介するのが「紹介窓口」です。
この窓口では、日々さまざまな求職者と接しているため、リアルな職業選択の動向を把握しています。
ただし、紹介窓口は求職者対応が主な業務であるため、訪問の際には事前の相談が必要です。
注意点:
- 紹介窓口を訪問する前に、求人受付窓口で事前相談を行い、目的を伝えておきましょう。
- 業務を妨げないよう、簡潔かつ要点を絞った質問を準備し、短時間で情報収集を行います。
ポイント:
- 求職者動向の収集
求職者が職業選択の際に重視しているポイントや最近の傾向を担当者からヒアリング。 - ターゲット層へのアプローチ
マザーズコーナー(子育て中の方)、就職氷河期世代向けの相談窓口など、自社の採用ターゲットに特化した情報を収集する。 - 求人票の魅力を伝える
紹介窓口の担当者に自社求人の強みを説明することで、求職者に情報が伝わりやすくなります。
活用例:
- 紹介窓口で得た情報をもとに、自社求人票をブラッシュアップする。
- 特定の求職者層をターゲットにした採用活動を計画する。
【まとめ】
求人票をオンラインで提出するだけでは、人手不足は解消しません。
ハローワークを訪問して以下の行動を起こしましょう:
- 求人端末で求職者目線の改善ポイントを確認する。
- 求人窓口で統計データや採用動向を収集し、具体的な戦略を練る。
- 紹介窓口で求職者のニーズを把握し、自社求人の魅力をアピールする。
これらの取り組みによって、応募者の反応や応募率を高めるだけでなく、採用活動全体の改善につながります!