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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
         第24号 2025/3/7 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。

このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツをお届けしています。

中小企業や小規模事業所が「欲しい人材」を採用するために役立つ情報をわかりやすくお伝えします!

 

今回のテーマは


「休日に関する効果的な記載方法と改善への取り組み」


休日情報は、求職者にとって働き方や生活をイメージするうえで重要なポイントです。

具体的な記載例を挙げつつ、改善への取り組みについても解説します。

 

【特集コラム】年間休日数を具体化し、改善に向けた取り組みを進める


1)データが示す現実:休日数だけでは応募は得られない


大阪・ハローワークプラザ難波のセミナーで、以下のデータが示されました。

  • 年間休日120日以上でも、約57.2%が応募ゼロ

  • 年間休日100119では、70%以上が応募ゼロ


この現実は、休日数を増やすだけでは不十分であり、具体的で魅力的な情報を求職者に伝える必要性を示しています。

 

2)休日情報を効果的に記載するポイント

  1. 具体的な休日スケジュールを記載

    求職者がイメージしやすい形で、日程やルールを明示します。

    • : 「毎週日曜と隔週土曜休。夏季8/128/16、年末年始12/291/425年度予定)」

  2. 年間休日数が少ない場合でも工夫を加える

    月ごとの休日数や柔軟な調整方法を記載し、柔軟性をアピールします。

    • : 「月8日以上休暇を確保。スタッフ同士でシフトを調整しています。」

  3. 独自の取り組みをアピール

    誕生日休暇や有給取得率など、求職者に魅力的な情報を具体的に記載します。

    • : 「誕生日休暇導入済(昨年取得率100%)。計画的有給取得率80%以上。」

  4. 業務内容とリンクさせた情報を提供

    業務量や職場環境と休日情報を関連づけて説明します。

    • : 「事務職は140件程度の担当業務あり。繁忙期以外は残業ほぼなし。」

 

3)年間休日数の改善に向けた取り組み


年間休日数をすぐに増やすことは難しいかもしれませんが、以下のような取り組みで中長期的な改善を目指しましょう:

  1. 現状を受け入れつつ、努力を伝える

    • : 「年間休日96日ですが、5年前から改善を進め、3年前には90日、昨年は96日まで拡大しました。将来的には年間休日115日以上を目指しています。」

  2. 柔軟な働き方を推進

    • : 「月に2回まで希望休を申請可能。希望は前月15日までにご相談ください。」

  3. 休日の質を高める工夫

    • 短い休暇でもリフレッシュできるような取り組みを進める。

    • : 「計画的に有給休暇を推進し、リフレッシュ休暇の取得も支援しています。」

  4. 他の魅力と組み合わせて訴求

    • 給与や残業代など収入面のメリットと組み合わせて休日の少なさを補います。

    • : 「残業代込みで月収30万円以上も可能。稼ぎたい方に最適です。」

 

4)「休日等 その他」欄の記載例(全角60文字以内)

  • 夏季8/128/16、年末年始12/291/4休暇あり(25年度予定)。

  • 8日休。スタッフ間でシフト調整。土日含めた希望休も考慮しています。

  • 誕生日休暇あり(取得率100%)。有給取得率80%以上を推進。

  • 年間休日105日。計画的な休暇取得で実質休日110日以上確保。

 

【まとめ】

休日数は、求職者が働き方を判断する重要な情報ですが、単に日数を増やすだけでは十分ではありません。

以下を意識して求人票を作成し、改善に向けた取り組みも進めましょう:

  1. 具体的な日程やルールを記載して、働き方をイメージさせる。

  2. 年間休日が少ない場合でも、柔軟性や取得しやすさをアピールする。

  3. 過去の改善実績や今後の取り組み目標を明確に伝える。

これらを実践することで、求職者に「この会社でなら働きやすい」という安心感を与え、応募率向上につながる求人票を作成できます。

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